愛知県 訪問介護の事業所が不正受給で事業の指定取り消し


愛知県 訪問介護の事業所が不正受給で事業の指定取り消し

08月17日 15時46分








 愛知県は訪問介護サービスを行う事業所が実際に行ったかどうかの記録を取っていない入浴や食事などのサービスを行ったものとして介護給付費150万円余りを不正に請求したとして返還を求めるとともに事業の指定を取り消す行政処分を行いました。
指定取り消しの行政処分を受けたのは、愛知県瀬戸市苗場町の「訪問介護ひこうきぐも」です。
愛知県によりますと、この事業所は、去年8月までの11か月の間に、実際に行ったかの記録を取っていない、入浴や食事などのサービス545件を行ったなどとして申告し、介護給付費150万円余りを不正に請求していたということです。
利用者に提供するサービスの計画書や実際にサービスを行ったかどうかの記録を作成することが定められていますが、この事業者はいずれも作成していなかったということです。
情報提供を受けて監査をした結果、不正がわかったということで、愛知県は8月末で事業者としての指定を取り消す行政処分を行いました。
また、介護給付費を支払った瀬戸市など3つの自治体が事業所に対して加算金をあわせておよそ210万円の返還を求める予定だということです。